演奏団体

演奏団体

出演◉雅楽道友会

昭和四十二年、雅楽の普及および技術向上を目的に内弟子制度を導入した民間で初めての雅楽を専門職とする集団として発足。令和三年、第一回「雅道の友垣in 福島」を主催し、東日本大震災にて壊滅的な打撃を受けた伝統芸能を継承されている集団への支援を目指し、福島県浪江町請戸の郷土芸能との共演を果たした。

【リンク】
雅楽道友会

共演◉宮城野雅楽会

平成九年、宮城県内の若手神職を中心に発足。宮城県を代表する雅楽団体として、古典芸能「雅楽」の啓蒙・普及に取り組む。県内外の神社での神事や冠婚葬祭での奏楽、さらに小中学校での総合学習など幅広く活動を続け、未曽有の被害をもたらした東日本大震災後は、被災地で鎮魂の雅楽演奏会を行っている。

【リンク】
宮城野雅楽会Facebook

客演◉林家舞楽

「林家舞楽」は、宮中舞楽・四天王寺舞楽・南都楽所舞楽と並ぶ日本四大舞楽の一つとされ、重要無形民俗文化財に指定されている。平安中期以降の楽制改革の影響が少なく、よりシルクロードの面影を留めると評される。神職・林家はこの千百五十有余年の間、門外不出、一子相伝の家憲を固く守り長子に秘法を伝承してきた。

【リンク】
国指定重要文化財「林家舞楽」
文化遺産オンライン「林家舞楽」

客演◉重要無形民俗文化財〈林家舞楽〉

貞観2年(860)に、僧円仁(後の慈覚大師)が羽州山寺立石寺を開山した。この時、大阪市四天王寺の楽人林越前守政照が円仁に従って東国に下り、四天王寺の舞楽を山寺に伝えたと古記録に記されています。その後、林政照の子孫は山寺で例年舞楽を奉仕したが、室町時代に慈恩寺(寒河江市)に、さらに江戸時代初期に谷地に移り住み、山寺・慈恩寺・谷地八幡宮の舞楽を司り現在に至ります。

この千百五十有余年の間、門外不出、一子相伝の家憲を固く守り、次々に長子に秘法を伝承してきました。林家舞楽は早くに地方に下ったため、平安中期以降の楽制改革(日本化)の影響が少なく、よりシルクロードの面影をとどめていると評される。

嘉暦4年(1329)に描かれた林家秘蔵の舞楽図譜(県有形文化財)には、29曲描かれている。現在は11曲を伝承し、山寺立石寺の臨時法会、慈恩寺は5月5日の一切経会、谷地八幡宮は九月の例大祭にて奉奏している。

〈林家舞楽の主な歩み〉

昭和25年:谷地の舞楽保存会結成
昭和27年:高松宮宣仁親王殿下より慈恩寺にて御覧賜る
昭和35年:昭和天皇香淳皇后両陛下より御覧賜る
昭和47年:国立劇場「中世芸能」公演
昭和56年:国の重要無形民俗文化財の指定
昭和63年:皇太子皇太子妃両殿下(当時)の行啓を賜り御覧賜る
平成3年:米国コロラド州三都市にて公演
平成4年:スペイン王国グラナダにて公演
平成5年:英国ロンドンにて公演
平成10年:四天王寺舞楽「雅亮会」と共演「千年の時空を超えて」(サハトべに花・河北町)
平成13年:中国黒竜江省ハルビンにて公演、同国河北省蘭陵王墓前にて舞楽陵王を公演
平成17年:国立劇場にて公演「第101 回民俗芸能公演」
平成18年:第十八回国民文化祭(山形県)において四天王寺舞楽雅亮会と共演「アジアのひかり」
平成30年:日本遺産「山寺が支えた紅花文化」の構成文化財認定