演奏曲
1.【越天楽】管絃
演奏:雅楽道友会+宮城野雅楽会
雅楽の中では最もポピュラーな曲です。その旋律の馴染みやすさから、戦前にはオーケストラに編曲され、ヨーロッパで好評を博しました。
2.【還城楽】舞楽
演奏:雅楽道友会+宮城野雅楽会
舞を伴なった雅楽の事を舞楽といいますが、この曲は一名「見蛇楽(けんじゃらく)」という名称もあり、ある文明をもっていた民族が蛇を食する異文化に触れた時の驚きと高揚感をそのまま現代に伝える一曲です。
3.【青海波】管絃舞楽
演奏:雅楽道友会+宮城野雅楽会
源氏物語の中の「紅葉賀巻」で帝の前で、頭中将と光源氏が青海波を舞うシーンはあまりにも有名であり、当時の雅楽という音楽の格式の高さを今日まで伝えています。
4.【林家舞楽・陵王】舞楽
5.【林家舞楽・納曽利】舞楽
演奏:林家舞楽
舞楽の中で最も有名であるといえるのが「陵王」です。
凡そ1500 年前の南北朝動乱期、中国の北斉という国に長恭という王がいました。王は容姿が非常に美しいため戦に出ても味方の士気が上がらなかったそうです。そこで、厳めしい面をつけて戦に臨んだ所、味方は大勝利をおさめました、という故事から作られた曲です。
舞楽の「陵王」「納曽利」が、凡そ1200 年前に四天王寺の楽人である林越前政照により山形県の山寺立石寺に伝えられ、末裔の林家が伝統を守りつつ現代に伝えています。
6.【陵王】舞楽
演奏:雅楽道友会+宮城野雅楽会+林家舞楽
この度はフィナーレで三団体による大合奏を行います。